女装となるとウィッグを使う人は多いでしょう。年々暑さは厳しくなり、災害級の暑さなんて言われるようになりました。そんな中でウィッグを使うと頭が蒸れて、地毛の状態よりもずっと暑い環境になってしまいます。不快なのはもちろん、熱中症の危険も増します。そこで、この記事では暑い季節にウィッグを快適に使うためのポイントをご紹介します。
ウィッグ選びのポイント
通気性のある素材を選ぶ
ウィッグは人工繊維や天然繊維などの通気性があるものを選ぶと良いです。
通気性が良いと頭皮とウィッグの間を空気が通りやすく、蒸れを解消してくれます。
ウィッグの蒸れは多くの人が解決したい問題ですので、ウィッグ販売メーカーも日々改善をしようと商品開発をしています。
夏用に新しいウィッグを新調するのも良いでしょう。
薄手のウィッグを選ぶ
毛量があれば、それだけ蒸れやすくなってしまいます。
薄手のウィッグは通気性が良いため、蒸れを軽減してくれます。
暑さとは関係ないですが、軽くて自然な仕上がりになりやすいのも良い点ですね。
ただし、薄手のウィッグは耐久性が低い場合がある点は注意が必要。
薄さと耐久性、あなたの使い方にあったバランスのウィッグを選びましょう。
ショートヘア、ミディアムヘアのウィッグを選ぶ
せっかくの女装ならロングヘアに憧れるのも大変わかるのですが、ロングヘアは頭だけでなく、首から背中までカバーして熱がこもりやすいです。
ショートヘアやミディアムヘアのウィッグだとその辺がだいぶ緩和されるので、短めのウィッグを選ぶのもありだと思います。
あるいはロングを選んで、アップスタイルにするというのも良いでしょう。
襟足ウィッグ（エクステ）を使う
フルウィッグは頭頂部から毛先まであるため、帽子を被っているようなもの。
そこで、頭頂部は地毛のままで毛先を延ばすように付ける襟足ウィッグを使うというのも暑さ対策になります。
色合いを地毛に合わせるなど、自然に見せるのが少し難しいですが、フルウィッグと比べて頭頂部の蒸れが少ないので、暑い夏に襟足ウィッグを使うのは非常に有効です。
暑さ対策に使えるアイテム
日傘
物理的に日光を遮断する日傘は、個人的にはマストアイテムです。
日が当たるか当たらないかで、ウィッグ内の温度は雲泥の差になります。
紫外線から守ることもできるので、ウィッグを長持ちさせることにも繋がります。
日光を遮断するものとして帽子もありますが、ウィッグ自体が帽子のようなもので、余計に頭が蒸れます。
個人的にはあまりオススメしませんが、被るなら通気性の良い帽子を選びましょう。
汗パッド、冷却シート、冷感スプレー
ウィッグが蒸れるのは、暑さで頭にかいた汗が原因。
そこで、ウィッグに汗脇パッドなどの汗を吸収するものを貼り付けて蒸れを軽減する方法があります。
暑さ自体を何とかするわけではないですが、蒸れが改善されるだけでも快適さは上がります。
冷えピタなどの冷却シートを貼る、冷感スプレーをすると暑さ自体の対策になります。
冷却シートを貼るときはウィッグからシートが透けて見えないように気をつけてくださいね。
冷感スプレーは白元アースから「頭を冷やすスプレー」というまんまの商品が出てます。
私はウィッグの有無に関係なく、夏に外出する際は頭にシューっとしてます。
メントール配合で暑くなってくるとスーッと冷たさが感じられて良いです。
暑い日にウィッグを使ったらケアも大事
頭皮ケア
汗で蒸らされた頭皮は雑菌が繁殖しやすいです。
ウィッグを外したらシャンプーやマッサージをして、頭皮のケアをしましょう。
また、保湿も大事です。乾燥した頭皮はかゆみやフケの原因になることがあります。
保湿剤などを適宜使用して、快適な頭皮環境にしてあげましょう。
ウィッグのケア
暑い中で使われたウィッグも汗や皮脂で汚れてしまっています。
洗浄や手入れを頻繁にしてあげましょう。
あなたの頭を清潔にしていても、ウィッグが汚れていては意味がないですから。
使わない人は少ないと思いますが、ウィッグをする際はウィッグネットを使用しましょう。
ウィッグネットは余計な地毛がウィッグから出ないようにするだけでなく、頭皮とウィッグが直接触れるのを軽減して、ウィッグが汚れるのを防いでくれます。
ウィッグネットも使用したら、洗浄してあげてくださいね。
暑さ対策をして快適な女装ライフを
まだまだ暑い日が続きます。
ウィッグ自体を夏仕様にしたり、日傘や冷却シートなどのアイテムを使うなどすると少しは快適に過ごせると思います。
また、暑い中でウィッグを使ったら、頭皮とウィッグのケアをお忘れなく。
ご紹介した方法やアイテムを使って、夏の女装ライフを楽しんでくださいね。
